放置の果ての生存報告

お久しぶりです。
気づいたら10ヶ月くらい放置。いちおう生きてます。
まあ、このブログで俺の生存を確認している人はいないでしょうから、ほぼ忘れられているだけだとは思いますが。相変わらずTwitterばかりで書き込みをしていて、まとまった近況更新はmixi含めてご無沙汰という感じでした。うーん、いかんなぁこれでは。

去年の11月にリアル引越しをして、晴れて埼玉人になりました。仕事場からはちょっと遠くなったけど部屋が広くなっていい感じです。自転車は相変わらず、適度に時間を作って乗っています。自転車通勤は仕事場まで12キロ。適度な運動にもなります。
梅雨も明けて夏本番なことだし、ぼちぼち更新をしていこうかしら。自分のために行動の記録として少しは日記を書いておかないと。

とりあえず、日々の遠出は適宜フォトライフを更新しています。

http://f.hatena.ne.jp/masasiro/

前回以降行った大きな自転車旅は、

■越後湯沢〜三国峠越え〜渋川
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/090910_mikuni/

甲斐大和大菩薩峠〜塩山
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/090922_daibosatsu/

■上総湊〜竹岡〜洲崎灯台〜館山
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/100516_tateyama/

■姉ヶ崎〜久留里〜鴨川〜野島崎灯台〜館山
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/100606_boso/

あたりでしょうか。細かいのはもうちょっと行ってる気はするけど。まあこんな感じです。
見ている方も少ないとは思いますが、よろしければお付き合いください。

トレスの話題リターンズ

なんとか金曜日に間に合った。
相変わらず仕事は詰まっているし、引っ越し準備も芳しくないのだけれども、一刻も早く見解を示さなければならないということで、なんとか書き上げる。このエントリで宣言をした通り、その必要性は感じていたのだけれども、ここのところ次々に無断使用が発覚するケースが続いたので、のんびりもしていられないと思ったのだ。結局のところ、文章にまとめて推敲するのに3日もかかってしまったよ。

【TINAMI - 作品投稿ガイドライン(補足事項)】

というわけで転載/転用/トレース/模写/二次創作について、ひととおりまとめることが出来た。でもこれ、あくまで「TINAMIの投稿作品ガイドライン」なんですよね。
たとえばこのガイドラインでは、他人の作品を模写しても「模写ですよ」と申告すればOKということになっている。でもこれがもし商業作品であれば、恐らくは許されることはないだろう。TINAMIが「作品を金銭の授受を介して直接やりとりされる場所」ではないから、これが可能になる。

ちなみに、作品をつくる上で、修練となる過程の成果物である「習作」をある程度は許容しなければならないと考えたから。本当は、そうしたものは人には公開せずにこつこつと描き溜めて修練に励んで頂きたいところなのだけれども、私的な日記ですら全世界に公開してしまう世の中、それはなかなか難しいのだろう。

(まあそういう人もいないと思うんだけど)TINAMIでOKだから、他でもOKと考えないようにして頂きたいところ。特に他の投稿サイトを含め、ネットの他の場所ではルールが違うはず。しつこいようだけど、ここだけはご注意ください。

さて、しかしこれを書いたことで、ひとつやっかいなパンドラの箱を開けてしまったことになる。それは言うまでもなく「二次創作に対するスタンス」だ。最後の部分の「補足の補足」でも書いたけど、濃度は違えど、しかし同じグレーになりうるものを、なぜ二次創作だけ許容できるのか。そこまで書かなければ、恐らくこの文章は成立しない。かなり時間はかかるし、ことは慎重に進めなければならないけれど、逃げずに書こうと思う。

ともあれ、先に一言だけ言うとするならば「そろそろダブルスタンダードはやめる時期に来ているのかも」ってことかなあ。などと、意味不明なことをつぶやいて終わる。

SP8改造計画その1

前回のエントリから一ヶ月以上経過してしまった…。
生きてます、大丈夫です。
会社の決算月が9月なこと、そして現在進行中のリアル引越し準備のせいで普通にいろいろ死んでます。って生きてるのか死んでいるのかどっちなんだ。開設したときはもっと気軽に書くつもりだったのになあ…どんなチラ裏な内容でも、やっぱりネットでの情報発信は気をつかいますな。

と、まあそれはさておき。
ふだん遠出に使っている自転車、DAHON SPEED P8(2008年モデル)の大幅改良を模索中。フロントダブル化してあるので8%くらいの勾配であればまあ問題なくは登れるのですが、フロントディレイラー(FD)なしの軍手シフトチェンジがそろそろつらくなってきた。

なので、ずっと前からSP8にFDをつけたくてしょうがなかったのだが、日本国内ではSP8で使えるFD台座が販売していない。ネットを見て回ると、自作でやっている人もちらほらいるのだが、今の環境では台座を加工で自作するほどの気力も設備もない(機械工学科出身だからフライスとか旋盤は使えるんだぜ!10年くらい触ってないけどな!)。
ならばどうするか。実は日本でなく、台湾にはSP8用のFD台座が売っているらしい。さっそくネットで調べ、FD台座の意味である「前變轉接座」とか「中變轉接座」(變轉=変転)を台湾版ヤフオクである「Yahoo!奇摩拍賣」にて必死に検索してみた。

【「DAHON 變轉接座」の検索結果!】

おお、いっぱい引っかかるぜ! ざっと見た感じ、ほとんどが個人ではなくショップの出品のようだ。これを買えばいいのだが…当然、中国語が堪能なわけもない…さてどうしよう。そこで「台湾 オークション代行」等のキーワードでぐぐって、代行業者を捜すことにしました。いくつか見た中で、お願いすることにしたのは、ヒロユキズさんというところの、台湾オークション代行業務です。

さきほどの検索結果から、出品者の評価がそこそこ高いところ、かつ送料を含んだ総額がそこそこ安い商品を選んで、見積もりをお願いしました。寝て起きたらもう返事がきていて、だいたい4500円くらいになるとのこと。商品の元値が2100円くらい、手数料1500円くらい、送料等で1000円くらいというところか。思った以上に安かったので、すぐにお金を振り込んで、落札をお願いしました。

数日後、連絡があり、発送をしたとの報告が。その際に、余った送料(思ったより安く済んだ)を返還していただきました。500円程度ですが、丁寧かつ迅速な対応がたいへんよかった! またパーツを買うことがあれば是非頼みたいですね。

てなわけで、今週の後半にさっそくブツが到着!

台湾FD台座キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!

なんというか、wktkが止まりません。早く引越しを終えて、新居でSP8のFDまわりを組み上げたいと思います! その前にコンポーネントを何にするかも悩み中。やっぱ105かしら…そんな妄想だけでご飯三杯くらいはいけてしまいそうだ!

っていうか、自転車に興味ない人はなぜこんなパーツが5000円近くするのか、またどこに使うものなのかわからないと思いますが!(笑) まあそこはこのブログで組み立てプロセスなんかも見せていけるといいなーと思います。

ちなみに、FD台座にドアラは付属していません(あたりまえ

看過できない発言

さて、前置きが長くなってしまったのだが、今回、論じたいことは別にある。
この轟そら氏の件から派生した、第三者の発言について。

ピクシブ(pixiv)の社長・片桐氏のツイッターにおける発言である。キーワード「pixiv運営発言」といったほうがわかりやすいだろうか。彼もこのトレス騒動をリアルタイムで見守り、それに対する意見をツイッターを使い発言していたようだ。

http://fuckpixv.blog88.fc2.com/

発言をまとめたサイト*1がこちら。
未見の方は出来るだけ上記サイトを読んで頂きたいが、この流れを簡単に説明するとこうなる。

  • トレス騒動に関して、不用意(と思われる)発言をする
  • 周囲からツッコミが入り、一連の発言に対し誤解であることを釈明する
  • 一連の発言に対して、すべてまとめて誤解であることを謝罪し、静かになる

という感じだろうか。いくつかの発言は、真意を説明し、また訂正・謝罪*2を行っているのだが、トレスに直接的に言及しているものとはやや別のところで、個人的にどうしても看過できない発言がひとつある。

ゼロからオリジナルで描くことの意味自体が薄れているし、
そうゆうことではなくて最終的なアウトプットが良ければいいのでは、と思います。

http://twitter.com/tarbrick/status/3692222149

この部分。確かにこれだけのポストモダンの世の中になってしまったら、あらゆる表現はすでに誰かがやってしまっており、厳密な意味でのオリジナルを作り出すのは、難しいことかも知れない。それを彼は「完全なオリジナル」や「ゼロからのオリジナル」と表現し「難しい」と結論づけている…これはおおむね理解できる。
しかし「意味合いが薄れている」というのは果たして本当なのだろうか。もしオリジナルを作ることがたいへん難しく、可能性がゼロに近いのだとすれば、なおさらオリジナルを創り出すことの「意味合い」は強くなり、大きな価値を持つのではないか

たいへん残念なことに、その後、この発言については一切の追補・訂正がない。
会話の流れにおいて、第三者から問いかけがなされているにも関わらず、である。

この発言を彼の真意として

クリエイターは、出来るだけ自分の作品が「よりオリジナルに近い」ものになるように、日々努力をし、筆を走らせていると思う。もちろん、既存の要素の組み合わせ・モチーフのアレンジをすることも重要だろう。でも根底に「自分にしか引けない線がある」「自分にしか描けない絵がある」という信念があるからこそ、自らの手を動かしている。もし自分ではない誰かが、自分とまったく同じ作品を生み出せるのであれば、クリエイターとしてのアイデンティティは成立しない。そんなオリジナルを作ることの「意味が薄い」とは一体?

クリエイターを支援する立場の人間は、その信念にとことん一緒につきあうべきではないか。どうして一緒に信じてやれないんだ。その信念が、たとえそれが実現の可能性が限りなく低い、幻想に近いものだったとしても。
少なくとも僕は今までそうしてきた。そしてこれからもずっと、その立場を貫くだろう。

ピクシブを代表する彼のこの発言は、クリエイターに対する敬意が感じられない。クリエイターを支援すべき立場の人間のするべき発言として、到底受け入れられない。
創作活動に真摯に取り組むクリエイターたちに対して、あまりに失礼すぎる発言ではないか?


ピクシブにまつわる話題については、これまで公の場では言及を避けてきた。その理由は言うまでもあるまい。だが、今回に関してはどうしても言わせて頂きたかった。彼の発言から汲み取れる真意は、僕が今まで持ち続けていた信念と明らかに相容れないものである。本当は議論をしてみたいところだが、おそらくそれは叶わないだろう。ゆえにここで、1意見として、反論を述べさせて頂いた。

*1:このサイト主催者が取った手段は、正直あまり褒められるものではないと思うが…まとめサイトとしては有用なので、リンクさせて頂く。

*2:あくまで「誤解を受ける発言を行ったこと」に対する謝罪である。厳密に言えば発言を撤回、またそれに対する謝罪は行っていない。

トレス騒動その後

今更ながら昨日のエントリのつづき。1日経っちゃったよ。
轟そら氏の盗作疑惑については現在進行形でトレス元ネタの捜索・検証が行われているようで、発覚初期に出た2〜3点のトレスを見てコメントした者と、後からたくさん出た段階でコメントした者の間で、かなりの温度差を感じる。まあ、見ている前提が違うので致し方ないのだが、擁護と批判がかなり錯綜してしまっているようだ。
こんな状況であるから、騒動の時系列にいた人々から発せられたリアルタイムの発言に対し、ある程度沈静化した現時点から批判を行うことは、いささか「後出しジャンケン」の様相を呈する。ゆえに、今ここではコメントをするのは差し控えようと思う。

ただ言っておかねばならないことは「著作権」「トレス」「模写」「トレパク」などの、重要なキーワードの定義について、発言者同士で、きちんとしたコンセンサスが取れていないように感じた。例えば、発言の文脈のなかの「トレス」が、「ただ線をなぞる(トレスする)」行為のみを指すのか、それとも「著作権的にクリアになっていない画像をまるまるなぞる」行為なのか、などである。これをどちらの意味で取るかで「トレスは悪」といったような文章のニュアンスが変わってくるのだから。

ことは慎重に運ばなければならない。だがしかし、この問題は論じることを避けて通れないものだということもわかった。今回は書かないが、いずれ、「トレス」「模写」「模倣」「参考」そして「二次創作」、それらと「著作権」に関するまとめを、あげていきたいと思う。

※前回のエントリも含めて、用語を「トレース」から「トレス」に統一しました。

トレス騒動についてのメモ

http://www24.atwiki.jp/todorokisora/

の件。またトレス騒動か…あーあ。とか思って普通に流して見ていたのですが、なんか今回、ちょっと風向きがおかしいというか。別のところに飛び火して燃え上がっているというか(笑)。事態は「対岸の火事」と決め込む感じでもなくなってきたので、とりあえず近々まとめようと思います。この轟そら氏の件、各所の反応を見ていると、なんだか論点が交錯しているんで自分のために一旦整理しておく。

(表現手法としての)トレス が悪なのではない

非難されている(もしくは非難されるべき)点を集約すると、以下のようになるか。

  • 著作権者の許可が取れてないものを無断でトレスした行為
  • トレスしたにも関わらず『資料を見て描いた(模写した)』と主張した
  • 上記2点を私的作品だけでなく、商業作品(=報酬が発生する案件)でもやっていた

少なくとも、描き手はこれらに対してはひどく敏感だ。
というわけで、仕事が終わったら夜にでも書く。

金精峠を越えて沼田へ

8月22日・土曜日のお話です。ひとつ前のエントリのつづき。

ようやく8%の金精峠にチャレンジします。ここから沼田まで、まだ70キロ。今日はまだ30キロしか進んでいません。まあ、ほとんど下りだからいいんですけどね。前回はここの時点で16時過ぎ。10月だったので、あたりは夜のとばりが降りて来たところでした。あと、山って暗くなるの早いんですよね。太陽がすぐに稜線に隠れちゃうので。
前回の絶望感からすれば、今回はまったく不安がない。まあ、トラブルで少し遅れてはいますが、まったく気にならないレベルです。てなわけで、さっそく登り開始です。

すぐにやってくる、10%の標識。
でも53T/39Tのフロントダブルなので、軍手をはめてギアを39Tのほうに入れ、リアも一番軽くして登りはじめます。
前回はフロントシングルの状態でチャレンジしたので、とても登れず…しばらくしてすぐに歩くようになってしまいました。フロント53Tでの一番軽いギアだと、やっぱり登れるのは6%くらいまでがギリギリってところですね、俺の脚力だと…。まあ、8〜10%もそこそこ辛く、まったく休みなしで登るにはキツいのですが、とりあえず「自転車を漕ぐ」という作業は、させてもらえます。時速は7〜9キロくらいまで落ちますが。

最初のところのキツい登りを抜けると、ワインディングがはじまります。目の前に、次に登るべき道が、ばしばし横たわってきます。ただ、くねくねしているぶん、勾配は抑えられている感じ。感覚的には恐らく8%以下なのかなーという感じ。なにより明るいので、景色を楽しむ余裕があるのがステキ。と、しつこいくらいに書いてますけど、前回どんだけ酷い目にあったんだ、って話ですよね、ええ。いや、確か、この時点で自転車を押して登っていて…進速度は時速5キロくらい。17時も過ぎ…あたりは真っ暗。野生の猿の鳴き声だけが響き渡る、ステキな峠でしたとも! あ、あと寒くない!!

ふと後ろを振り返ると、湯ノ湖と湯元温泉街が見えます。

登ってきた道を見ても、ワインディングが楽しめます。こんな道、登ってきたんだなあとしみじみ…ある意味、これがヒルクライムの醍醐味でもあるんですけどね。辛く苦しい坂道を登っていて、時々なんのためにこんな苦行しているかわからなくなってくるわけですが、こういうのを見ると「ああ、これ見るために苦労してきたんだ…」って気分も晴れるんですよ。いやほんとに。

だいぶ登りました。中禅寺湖と、男体山がはっきり見えます。明智平の時点での曇りがウソのように、晴れてきました。まあ、いろは坂のほうはまだ雲が厚いですけれども。

ワインディングが終わりに近づき、切り通しの山肌が見え始めたら…もうすぐ峠です。
あと一息、ペダルを漕ぐ足の回転が上がります!

金精峠&トンネル キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
海抜1843メートル、本日の最高地点です。

明るいうちについてしまった金精峠は、正直ちょっとあっけないものでした。去年の10月、あんなに苦労して登った金精峠にリベンジを果たすことが出来ました!

ちなみに前回撮影した海抜の標識…見事なまでに真っ暗!
トンネルも撮影しましたが、光量が足りなさすぎて撮れませんでした(笑)。

さあさあ、ここからはお楽しみのダウンヒルです!
宿題を片付け終わった子供のように、さわやかに振る舞っていた俺ですが、ヨコで病さんが電池切れを起こしていたようです…だから最初にあまり飛ばすなと…ともあれ、ここからは下りなので、あまり脚力を使わずに済みます。まあ、下りは下りで別のポイントに気を遣わなければならないのですが…。

ここから先は、あまり写真がありません。
なぜならば、登りは、写真を撮ることを口実にして、小休憩をすることが出来るからです(笑)。下りはなるべく止まりたくないので、よっぽどの絶景が出てこない限りは、あまり足を止めて撮影することもありません。それに複数人で移動していると、撮影ポイントを見つけて「止まろうよ!!」って言おうとしたときには、すでに相手は数十メートル先にいたりして、全員をストップさせることがとてもむずかしい。

というわけで、ひたすら長い下りを沼田に向けて下ります。菅沼、丸沼を抜けて、片品村へ。その途中、何度かSPEED P8での最速チャレンジ。サイコンの数字で、最高61.7km/hまでいきました。しかしこれ以上はブレーキング競争。55以上を越えると、車体が相当揺れ出すので、かなり怖いです。地味にちょっとずつ最高速を更新していますが、フレーム的には70km/hくらいが限界じゃないかなあ…。

片品村の先に、吹割の滝という、ちょっと面白い滝がありました。

こんなの。高低差のある場所を滑り落ちるというより、平らな一枚岩を浸食しながら作っている滝、とでもいいましょうか。これはなかなか新鮮な感じでした。もっとじっくり見たかったのですが、少しずつ日没時間が押していたので先へ急ぐことにします。この先、まだちょっとだけ峠があったりするので。

自分は前回通った道、ということもあり、沼田の前にひとつだけまだ小さな峠がある心の準備は出来ていたんですが、ずーーーっと長い下りに、山登り初心者の病さんは、完全に油断をしていたようです。まあ、体力残ってなかったってのもあるんでしょうけど、そこからの登りはたいへん苦労をしていました(笑)。

実は前回、自分もハマったんですけれども(笑)。沼田まであと20キロを切った!というところで、突然現れる登りは、人の心を折るのにはじゅうぶんです。たとえ、その勾配がいろは坂や金精峠よりも、ゆるやかだったとしても、です。

病さんのペースがだいぶ落ちてきたので、自分は少し先に椎坂峠の看板までいき、後ろの病さんを応援しておりました。「ここ!ここがラストだよ!出し切れ!」と、それこそ修造ばりの応援です。いやウソですけど。

沼田に到着ー。何度となく見慣れた沼田駅。結局夜になっちゃいました。
この後、沼田駅の近く(といっても2キロくらい先)の温泉でひとっぷろ浴びるつもりでしたが、病さんの自転車分解に時間がかかることと、温泉に行くと終電(21時半)になってしまうため、ちょっとでも早く帰ったほうがいいかなということで、回避しました。

達成感で満たされると、人は疲れてしまうもので…帰りは経由の高崎駅で牛丼とチューハイを買いつつ、電車のなかでそれを食べ、そっこー眠りに落ちてました。温泉に行けなかったかわりに、家に戻って近所の銭湯でゆっくりとあったまり、また家でビールを一本飲んでさっさと寝ました。

というわけで、いかにヒルクライム輪行が楽しいかを人に教えることも出来たし、日光リベンジも出来たしで、そこそこいいロングライドでした。

病さんの地獄日記はこちらから。
後日病さんに「どうです?楽しかったでしょ!?」という問いかけをしたんですが、いまいち話を逸らされている気がするのはきっと気のせいですよね!そうですよね!