迅速な下山の手段を考える・その4

勢いに乗ってつづきを書く。
Bergmonch、Mountainskyverとくれば、他にもヨーロッパにはこのテの「折りたたみ下山用ダウンヒルバイク」があるに違いない…まだまだ調べてみることにする。日本語でなければ、ふだん検索キーワードとして指定するのは英語なわけだが、アメリカでは狭い地域に密集するかたちでの急峻な山というのはあまりないし、またイギリスも土地柄あまりないだろう。「downhill」「dirt」「kick scooter」「footbike」などの検索ワードでも引っかからないのは、自明だった。米英にはこういう乗り物の需要はあまりないのだ。むしろヨーロッパアルプスに属する山のある国――ドイツ、スイス、イタリア…などの言葉で検索してみるべきだった。もっと早く気づくべきだった!

というわけで、日本で言うところの「キックボード」は、英語にすると「kick skater」とか「kick scooter」。むしろポピュラーなのは後者か。これをGoogle翻訳でドイツ語にしてみると、出てくるのは「Tretroller」というキーワード。これをベースに検索をスタートさせるのだ!

そして発見した。(ドイツ語で検索してたのになぜか)イタリア生まれのコイツ…!

ヤツの名前は…"BACK C6"!
洗練されたデザイン・フォルムに、軽量化されたボディ。最軽量モデルはなんと5.8kg。すばらしい。

折りたたんだ姿も、なかなかにカッコイイ。BergmonchやMountainskyverともコンセプトは同じだが、さまざまな箇所が洗練されており、頭ひとつ抜きん出ている感じ。これは素晴らしい…! イタリア語は読めないのでよくわからないけど!!

これだけ素晴らしいと、当然欲しくなってしまうもの。いったいどこで買えるのか。公式サイトの「RIVENDITORI」のところに、扱っているショップの一覧がある。そのほとんどがイタリア国内のショップだが、国外は韓国とカナダのショップがある。英語圏ならなんとかなりそうだ…と思い、そのサイトに画面を遷移させたわけなのだ、が。

http://www.engirosports.com/index.php?route=product/category&path=59&scroll=no

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚)…!?!?

桁ひとつ見間違えてるかと思ったじゃねーか!!!!!
いや落ち着け、落ち着けナワヤ!…いま1ドル120円くらいだから…

38.7〜56.9万円

すごい!いろんな意味でこれはすごい! 気軽に買える値段じゃねえ…っていうかバイクはもちろん中古の軽自動車くらい余裕で買えるじゃん…。自転車は高いものは高いけど、さすがにこれにはビビりました。24万円のBergmonchどころじゃないなー。

さすが、メイド・イン・イタリーはなかなか強気のブランド展開だなー…。
衝撃を受けつつ言葉もみつからないけれど、この話まだもうちょっとだけ続くんじゃ。