低山ハイクもなかなかのもの
年明けに空手の練習で豪快に右足(ヒザ)を壊してしまい、ごく軽度の半月板損傷をやらかしてしまった。数ヶ月は走ることも自転車に乗ることもままならず、ハードな山行はしばらく控えざるを得なかった感じだったんだけれど、徐々に調子も戻ってきたので、リハビリがてら関東近辺の低山に足を運んでいる。
ゴールデンウィーク中も顔を出すべきイベントなどがあったせいで、休みが飛び飛びになってしまい、連続した2日の休みが取れなかったこともあって、日帰りで行ける低山ハイクは都合がいい。
それに、運動不足で日々の体力も低下しているので、前日仕事などでちょっと疲れるとすぐに寝坊してしまうことが多くなってしまった。だけど、低山なら1〜2時間で登れてしまうので、日の長いこの時期ならば、お昼自宅スタートでもなんとかなったりする。
山行から時間が経ってしまったけど、ここ最近行った山をFlikrのアルバムとともにざっくりとご紹介。
■吾妻山(あずまやま) 群馬県桐生市
「駅から歩けるハイキング」的なガイドブックにはちょこちょこ載っているが、山のコースガイドにはほぼ取り上げられてはいない…程度の存在。
しかし群馬県桐生駅から歩いてすぐ行けるアプローチはアクセスしやすいし、市街地から一気に標高を稼ぐため、コースタイム1時間以下で登れる標高481mの山にしては眺望もすばらしい(桐生までがちょっと遠いけどね…)。
登山道には男坂・女坂と呼ばれるポイントが2つほどあり、それぞれ直登ルートか巻道ルートか選べる親切設計。足の悪い自分はどちらも女坂選んだけどね!
埼玉の自宅をお昼過ぎに出たため、桐生駅到着は16時、山頂到着は17時だった。桐生のまちから、関東平野が一望できる。標高のわりに、眺望はかなりいい(と思う)。
そんな時間にも関わらず、自分より後に登ってきた人が数人いた。ハイカーというよりは地元の人のようだ。近くには甲子園の常連、桐生一高や群馬大学があり、運動部の学生とおぼしき若者が駆け上がっていくさまにも遭遇。距離的にも高さ的にもちょうどいいトレーニングなんだろう。
山頂で30分程度のんびりして下山しつつ、麓の吾妻公園を散策して駅へ戻る。
・オススメ度:★★★★☆
・登山難易度:★☆☆☆☆
・アプローチ:★★☆☆☆(両毛線が長い)
・眺望 :★★★★☆(桐生のまちなみが一望)
■仙元山(せんげんやま) 埼玉県比企郡小川町
前日の疲れですっかり寝坊してしまい、すでに12時を過ぎた。今からでも明るいうちに登頂できる山がないかガイドブックをざっくりと見繕い、自宅から近い小川町を選択する。この前の桐生は2時間以上かかったし…。
現地到着は15時過ぎ。にも関わらず空腹すぎたので近くのうどん・そば屋さんに入って飯を食う。なかなか美味でございました。うどんとそばの合盛りを食べたんだが、土地柄、うどんのほうがうまいとおもいきや、蕎麦のほうが好みだった。
川で泳ぐ鯉のぼりと、これから登る仙元山のコントラストが美しい。最初はヤブっぽい登山道を登る。傾斜はあまりキツくない。
登山口から30分ほどで山頂へ。山頂からは小川町のまちなみが見える…のだが、樹が生い茂り大展望!とまではいかず。早々に東側の「見晴らしの丘公園」へ下山する。しかしこの公園の展望台からの眺望が素晴らしい! 展望台はビル3階建て程度の高さがあり、小川町から熊谷のほうまで、景色を一望できた。しかも時刻は日の入りが近い。空や奥武蔵の山々を赤く染めている。
日没まで粘ろうと思ったが、小川町に来たときにはなるべく寄りたい麦雑穀工房マイクロブルワリーで1杯やりたいと思い、閉店に間に合わなさそうだったのでそそくさと下山を開始。店についてみると案の定ラストオーダーぴったり。1杯だけ注文してビールにありつく。
うん、うまかった。
・オススメ度:★★★☆☆
・登山難易度:★☆☆☆☆
・アプローチ:★★★☆☆
・眺望 :★★★☆☆(見晴らしの丘公園も合わせれば+1)
低山ハイクはまだまだ続くんだけど、とりあえず一旦ここで切っておく。