裏銀座を縦走してきた

8月16〜19日。お盆休みをちょっとまたいで、去年に引き続き、今年の夏休みも北アルプスを縦走してきました。
去年は(ブログには書いてないけど)、初の2泊3日で表銀座の縦走。ならば今年はそれを越える3泊4日や!ということで、裏銀座縦走に出かけてきました。

行程が長かったこともあり、すべてを記述するとえっらい量になるので、とりあえずかいつまんで書くと…

ブナ立尾根の登りは本当にキツかった。
北アルプス三大急登のひとつである合戦尾根を去年登ったが、その比じゃないくらいのキツさがあったように思う。また、日本三大急登のひとつの西黒尾根とも比べものにはならない。だって最初からヘンな急斜面の階段(足場)出てくるんだもん…。
IMGP1976

野口五郎岳の眺望はすばらしい!
天気が良かったこともあったが、野口五郎岳頂上からの360度の眺望は本当に素晴らしかった。ここには1日で入ることは出来ず、どこの登山口からも1泊2日はかかってしまうのだが、その苦労のかいがあるくらい、素晴らしい。天気が良すぎてビリビリに日焼けしたが、これだけでも来たかいがあった。
IMGP2120

裏銀座のテント場の恵まれなさは異常
裏銀座はテント場が少ない! 1日目の烏帽子小屋から、2日目の三俣山荘までテント場がどこにもない。せめて野口五郎小屋あたりにあってもいいのに…(昔はあったらしいけど)。おかげで2日目の行動時間が10時間。はっきり言ってバテバテでした。
IMGP2172

見よ!西鎌尾根からの槍ヶ岳
槍沢からの槍ヶ岳が、槍ヶ岳の表の顔ならば、裏銀座から西鎌尾根を経て見る槍ヶ岳は、まさに裏の顔。麓に赤く崩落した硫黄尾根を従えているところも、なんともまた味わい深い。こんな景色を見ながら縦走できるのも裏銀座ならではの醍醐味か。しかしながら西鎌尾根の最後のところと、千丈沢乗越からの最後の登りは本当にキツかった。荷物が重いこともあったが、何度も何度も立ち止まった。それゆえに、槍ヶ岳山荘についたときは感動もひとしお。去年、東鎌尾根から登ったときなんか比べ物にならないほどの達成感。
IMGP2126

もし北鎌尾根を登ることが出来たなら、もっともっとすごい達成感なんだろうなあ…なんて思いつつ。しかし高所恐怖症の素養のある俺にはたぶん北鎌尾根は無理なんじゃねーかという気がしなくもなく。
IMGP2254

でもやっぱり槍沢からの槍ヶ岳も素晴らしいわー。
IMGP2311

小梨平のお風呂は神!
上高地バスターミナルに到着する寸前、ゆえあって去年入れなかった小梨平の入浴施設に入ったが…いやあ、風呂って神か!と思うくらいに素晴らしい。まあ、毎日10時間近い行動時間のうえに、5日間(前日は会社から荷物背負っていったので風呂入ってない)まったく風呂に浸かってないせいで、もう湯船に浸かった時点で気絶する気持ちよさ。食事よりもなによりも、下界の楽しみには間違いなく風呂だよな! と実感した瞬間でした。
IMGP2371

そんなこんなで、紆余曲折ありつつも裏銀座縦走は無事終了。さっそく来年どこへ行くか思案中。白馬?折立から南下?ダイアモンドコース?それとも劔? 毎回行くにはちょっとしんどいが、夏休みの愉しみとしては北アルプスはちょうどいいのかも!

[リンク]Flickr/130816_北アルプス裏銀座縦走_1日目
[リンク]Flickr/130817_北アルプス裏銀座縦走_2日目
[リンク]Flickr/130818_北アルプス裏銀座縦走_3日目
[リンク]Flickr/130819_北アルプス裏銀座縦走_4日目