裏銀座を縦走してきた

8月16〜19日。お盆休みをちょっとまたいで、去年に引き続き、今年の夏休みも北アルプスを縦走してきました。
去年は(ブログには書いてないけど)、初の2泊3日で表銀座の縦走。ならば今年はそれを越える3泊4日や!ということで、裏銀座縦走に出かけてきました。

行程が長かったこともあり、すべてを記述するとえっらい量になるので、とりあえずかいつまんで書くと…

ブナ立尾根の登りは本当にキツかった。
北アルプス三大急登のひとつである合戦尾根を去年登ったが、その比じゃないくらいのキツさがあったように思う。また、日本三大急登のひとつの西黒尾根とも比べものにはならない。だって最初からヘンな急斜面の階段(足場)出てくるんだもん…。
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野口五郎岳の眺望はすばらしい!
天気が良かったこともあったが、野口五郎岳頂上からの360度の眺望は本当に素晴らしかった。ここには1日で入ることは出来ず、どこの登山口からも1泊2日はかかってしまうのだが、その苦労のかいがあるくらい、素晴らしい。天気が良すぎてビリビリに日焼けしたが、これだけでも来たかいがあった。
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裏銀座のテント場の恵まれなさは異常
裏銀座はテント場が少ない! 1日目の烏帽子小屋から、2日目の三俣山荘までテント場がどこにもない。せめて野口五郎小屋あたりにあってもいいのに…(昔はあったらしいけど)。おかげで2日目の行動時間が10時間。はっきり言ってバテバテでした。
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見よ!西鎌尾根からの槍ヶ岳
槍沢からの槍ヶ岳が、槍ヶ岳の表の顔ならば、裏銀座から西鎌尾根を経て見る槍ヶ岳は、まさに裏の顔。麓に赤く崩落した硫黄尾根を従えているところも、なんともまた味わい深い。こんな景色を見ながら縦走できるのも裏銀座ならではの醍醐味か。しかしながら西鎌尾根の最後のところと、千丈沢乗越からの最後の登りは本当にキツかった。荷物が重いこともあったが、何度も何度も立ち止まった。それゆえに、槍ヶ岳山荘についたときは感動もひとしお。去年、東鎌尾根から登ったときなんか比べ物にならないほどの達成感。
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もし北鎌尾根を登ることが出来たなら、もっともっとすごい達成感なんだろうなあ…なんて思いつつ。しかし高所恐怖症の素養のある俺にはたぶん北鎌尾根は無理なんじゃねーかという気がしなくもなく。
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でもやっぱり槍沢からの槍ヶ岳も素晴らしいわー。
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小梨平のお風呂は神!
上高地バスターミナルに到着する寸前、ゆえあって去年入れなかった小梨平の入浴施設に入ったが…いやあ、風呂って神か!と思うくらいに素晴らしい。まあ、毎日10時間近い行動時間のうえに、5日間(前日は会社から荷物背負っていったので風呂入ってない)まったく風呂に浸かってないせいで、もう湯船に浸かった時点で気絶する気持ちよさ。食事よりもなによりも、下界の楽しみには間違いなく風呂だよな! と実感した瞬間でした。
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そんなこんなで、紆余曲折ありつつも裏銀座縦走は無事終了。さっそく来年どこへ行くか思案中。白馬?折立から南下?ダイアモンドコース?それとも劔? 毎回行くにはちょっとしんどいが、夏休みの愉しみとしては北アルプスはちょうどいいのかも!

[リンク]Flickr/130816_北アルプス裏銀座縦走_1日目
[リンク]Flickr/130817_北アルプス裏銀座縦走_2日目
[リンク]Flickr/130818_北アルプス裏銀座縦走_3日目
[リンク]Flickr/130819_北アルプス裏銀座縦走_4日目

谷川岳山開き号に乗って

7月7日の山行のお話。

7月2日は谷川岳の日。毎年その週の週末には、臨時快速「谷川岳山開き号」が運行される。23時過ぎに上野を出発し、午前3時に土合駅に到着するという、まさに谷川岳登山者にとってはありがたい列車。快速だが510円の指定券が必要で、今年は油断していたら早々に売り切れてしまい無理かなーと思っていたものの、ダメ元でキャンセル待ちをしておいたら、1週間前に1席ぶん確保できた。わざわざキャンセルしてくれた人ありがとう(キャンセル料が500円かかるので、キャンセルしない人が多いのだ)

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てなわけで、この列車に乗って谷川岳に行くのも、なんだかんだで今年で3年連続3回目。午前3時着で、準備も含めて早ければ4時の夜明けとともに登山開始できることもあり、始発乗り継ぎではチャレンジできないルートも存分に楽しめる。
とはいえ、土合口からの未踏ルートもそんなに残っていない。
去年と同じく、もう一度中芝新道にチャレンジしようとも思ったんだけど、2年連続はなーと感じ、とりあえず未踏であった巌剛新道で上がることにする。

今日は臨時列車に合わせて、ふだんは7時スタートのロープウェイも5時から動く。列車を降りた登山客は、半分以上がロープウェイ駅へ。登山指導センター方面に向かった客も、大半は西黒尾根へ。厳剛新道にたどり着いたときには自分ひとりになっていた。

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天気は薄曇り、決していい天気ではないけれど、このくらいのほうが日焼けもしないしちょうどいい。マチガ沢出合に到着し、朝日に照らされる岩峰を眺めながらハイドレーションを冷たい水でいっぱいにした後、厳剛新道に入る。

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入った直後、自分の倍くらいの速度で歩くひとりの登山者に抜かれた。背中にはロープとヘルメット。東尾根でも登るのだろうか。

道は沢筋を詰めながら徐々に西黒尾根寄りに道を変えてゆく。昨日の雨で道がプチ沢になっているのはご愛嬌。新調した靴を豪快に濡らさないようにだけ注意しながら登る。

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景色が開けると、右側にはマチガ沢が一望できる。眺望のない鬱蒼とした樹林帯をしばらく登らねばならない西黒尾根に比べると、景色を楽しめる。

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途中、マチガ沢に降下できる「見晴台」があるはずなのだが、標識を見つけられずに歩く。ふと雪渓に目をやると、さきほど追い抜かれた登山者が雪渓を詰めていた。
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中央の赤い点が登攀者。おわかりだろうか。
大滝の右側を巻いていたので、やはり東尾根のようだ。どんなふうに登るのか興味はあったが、これを眺めていては時間がいくらあっても足りない。休憩がてら5分程度眺めた後、また登りはじめる。



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マチガ沢の景色からだんだんと遠ざかり、誰もいないはずの登山道になぜか人の声がする。その声が西黒尾根を登る人々の声だと気づくのに少し時間がかかった。そしてまもなく、西黒尾根との合流地点であるガレ沢の頭に到着。

ここで巌剛新道は終わり。体感的には意外と短かったが、なかなかに楽しめたルートだった。ひとりで登ることはあまりないだろうが、他の人と登るときはここに連れてくるのもいいかも知れない。

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あとはお馴染みの西黒尾根を詰める。見慣れたルートとはいえ、この岩稜を登るのはそこそこ注意を必要とする。時々空から雨粒が落ちてきて、雨具をつけるかどうか悩むとやむ、そしてまた降る…の繰り返し。

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ゆるやかな笹原と未だ残る大雪田(の残り)が見えたら、もうそこは肩の小屋が近い。いつもの、人の賑わう見知った谷川岳だ。



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トマの耳に辿り着き、オキの耳はスルーしつつ肩の小屋で早めの昼食。まだ9時前だが腹は減った。

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いつ見ても、万太郎山への稜線は美しい。



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1時間くらいゆったりして、早々に下山を開始。ただそのままロープウェイ駅に降りるのではつまらないので、一度も行ったことのない天神峠へ。

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そのまま保登野沢コースを降りることも考えたが、下山とはいえ睡眠不足のなか、さらに3時間歩く気も起きないので、結局はそのままロープウェイ駅に降りてしまった。保登野沢はまた今度。

しかしこれが結果的に大正解。バス経由で水上駅について帰りの列車を待っていると、とてつもない豪雨が。あわててスマホで雨雲レーダーを見ると谷川岳を直撃している。もしあのまま頑張って保登野沢を降りていたら、今頃ひどい目に合っていたに違いない。ほっと胸を撫で下ろす。

水上駅はSLみなかみ号の運転日ということもあり、鉄道マニア含め多くの人でごった返していた。SL待ちの客の合間を縫うように先発の普通列車に乗り込み、いつものように八木原駅で下車しスカイテルメ渋川を目指した。

今回、巌剛新道をやっつけたことで、谷川岳山頂に繋がる登山コースで未踏なのは、保登野沢コース、中ゴー新道、いわお新道、田尻沢コースの4つを残すのみとなった。いわお、中ゴーは夏はヤマビルが出るらしいので雪の降る前の秋だろうか。最後まで未踏なのはロープウェイと並走してる田尻沢コースになるような気がしている。

ともあれ、今回の山行も無事に終了。谷川岳はまだまだ面白い。

[リンク]Flickr/130707_谷川岳_巌剛新道

カップヌードルごはん改悪!

うおお…なんか、ほぼ1年ぶりの記事だ。
前のエントリでも書いたとおり、山めしとしてカップヌードルをちょこちょこ利用している。最近は日帰りか1泊ばかり、しかも冬の時期はそのまま白米おにぎりを1個持ち歩いても悪くならないので、実はそれほど使ってもいないんだけど(どっちなんだ)。

ともかくも、4〜5個は自宅にストックしてある。近所のスーパーに寄るときに値段をちらちら見て、安売りしている時に買い込んでいるんだけど、ある日、近所のお店から一気に在庫が消えて「販売終了か!?」と焦っていたら、少ししてパッケージがリニューアルして復活した。

んで、パッケージを見てびっくり。
だらだら説明するより、とにかくこいつを見てくれ。こいつをどう思う?

(引用元:http://www.gohan-series.jp/howtocook/

つまり、今まで別々の袋になっていた「ごはん」と「スープ」が、容器の中にそのまま入るようになったということ。

ないだろ、それはない。なさすぎる!

日清としては、できるだけ手間を減らして「ごはん」を作らせたい…ってことなんだろうけど。容器にそのまま入っている時点で、山めしとしては持ち運び難易度が相当上がってしまった。あえて持ち運ぶとするなら、中身をジップロックに移して持ち運ぶか…とかそんな感じだろうか。
しかし、一番の難点はやっぱり「粉末スープと混ざってしまっている」こと。白いご飯として食べることができなくってしまったのだ。正直、山めしとしてのカップヌードルごはんの価値は、終わってしまったと言ってもいいだろう。少なくとも俺の中では。

食べる人がなるべく手間を掛けないという発想のもとのリニューアルなんだろうけど、そもそも電子レンジを前提としている以上、一定のハードルがあるんだから、改良するところもっと他にあるんじゃない? と思ってしまうのは俺だけだろうか。

自分がターゲットから外れているのかも知れないけれど、日清のインスタント食品のあらゆる方向性が、自分のニーズとは遠く離れていっている気がするのであった…。

主食を考える

登山するようになり、スーパーや100円コンビニ(主にローソン100)などに行くと、山で食べるのに適したものをついつい探してしまう。自分が考えるポイントは優先順位で並べるとこんな感じ。

  1. 携帯性(かさばらない・軽い)
  2. 調理難易度・時間(お手軽・すぐ出来る)
  3. 味(おいしい)
  4. 入手難易度(普通のお店で買える)
  5. 価格(安くなくてもいいけどお手頃価格)

まあ、当たり前のことばっかりなんだけど。好日山荘石井スポーツなどのいわゆる登山用品専門店に行けば、いろいろと食料は揃っているけれど、4と5の点で正直パフォーマンスがよろしくない。なので、どこでも手に入りそうなリーズナブルな食品を自分の足で探してみようじゃないか。もちろん探すのは手間だけど、これもまた楽しみのひとつ。というわけで、定番かも知れないが自分がひととおり探して行き着いた食品をぼちぼち紹介していく。今回は主食から。

主食といえば言わずもがな、もちろん炭水化物。パンやビスケット等の乾物はその手軽さから行動食として機能するので、腰を落ち着けた休憩時に摂る食事は、暖かいものにしたい。

マ・マー 早茹でサラダクルル

自分の中では定番になりつつあるマカロニパスタ「早茹でクルル」。普通のスーパーで手に入る。パスタのいいところは、お腹の減り具合に応じて量を調整できるところ。基本的には茹でたほうが美味しいけれど、実はお湯でも作ることが出来る。沸騰したお湯に3分くらい浸しておけば、食べられる固さに。個人的には茹でるといつも茹で過ぎてしまうので、一煮立ちしたお湯にざらざら入れた後、30秒くらいで火を止めてしまう。
パスタソースはお好みで。そのときの気分によってローソン100で手に入れたレトルトパスタソースを選ぶことが多いかも。レトルトがかさばる!という人はたらことかペペロンチーノとかのシーズニング系を選ぶといいんじゃないか。場合によってはレトルトカレーソースとも合うし、なかなか万能。もちろんお金に余裕がある人はお湯戻しドライフーズのソースもいいんじゃないかな。

■マルタイ 棒ラーメン

言わずと知れた山めし定番中の定番。しかし登山用品店で買う「山の棒ラーメン」等は何故だか高い。そもそもマルタイのラーメンってもともとそんな高いもんじゃねーだろ…というわけで、基本は安くないと買わない。写真の棒ラーメンは近所のドンキで100円以下(正確な値段は失念)で買った。探してみるといろいろな味があるので、安く売ってたらみつけて買うようにしてる。

■五木食品 ラーメンいろいろ

マルタイの棒ラーメンはスーパーでも取り扱っているものの、必ずしも100円以下で置いてあるとは限らないので、そのかわりによく購入するのが「五木食品」のラーメン。おもにローソン100に置いてあるブランド。1食入りのもののほうがラインナップが豊富だが、2食入りのものもいくつかある。それがこちら。やはりローソン100で気軽に手に入るというのは心強い。

日清食品 カップヌードルごはんシリーズ

麺類に続いてお米の話。山でのお米といえば、やはりお湯で戻せるアルファ米が定番だろうか。アルファ米といえば、定番なのが尾西食品だが、1食294円はちょっと抵抗がある。決してバカ高いとは思わないのだが、気軽に買い込める値段じゃない。スプーンなども付属していてどこでも気軽に食べられるよう配慮されているが、その配慮はどちらかといえば非常食としてのもので、山で必要か?と言われれば疑問符をつけざるを得ない。

そんなわけでいろいろ考え、辿り着いたのが「カップヌードルごはん」シリーズ。

もともとこいつは、電子レンジでの調理を前提としている。しかし買って中身をよくよく見てみれば、米は「アルファ化米」そのものである。パッケージにはないが、ネットには「フライパンでも調理可」とある。とするならば、お湯戻しも出来るんじゃないか…。

ネットにも成功事例があったので、自分もさっそく自宅でチャレンジ。電子レンジで作らないのなら、かさばる紙パックはまったく不必要。スープも要らないなら白米のパックだけ持っていけばいいから相当軽くなるね(重さ量ってないけど)。

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コッヘルにお湯を注ぎ、その中にごはんを入れる。たぶんこれだけで白飯になるのだろうが、今回はスープの素も投入し普通に作ろう。そしてよくかき混ぜて、フタをして15分ほど放置した。

さて、時間経過後フタを取ると…おお!いい感じ。味もふつうにご飯です! 惜しむらくは、唯一の具の海老が水に浮いてしまうので、先に米がお湯を吸ってしまい海老がお湯をあまり吸っていないこと。

まあしかし具なんてオマケみたいなもんなので気にするほどではない。むしろ白飯だけ単独で作って、スープはお湯で戻して別にしたほうが美味いかも知れない。これだけで足りないという人は、スープにクイック春雨を入れて食べるという手もアリだろうな、などと思いながら。いろいろバリエーションはありそうだ。
ともかくも、お湯戻しは成功。しかし昼飯に15分待つのは辛いので、お米系は恐らく寝る前か、早起きした日の食事になるだろうな。

こいつも、実は定価で買うと250円(税別)する。価格だけで見ると尾西アルファ米とそんなに値段が変わらんので注意が必要。しかしたいていのスーパーにある入手性の良さ、また値引き率も高いので安く売っていたらゲットすべし。なお自分は200円を切っている時が購入基準。この前同じシリーズの「UFOそばめし」が近所で158円で売られていたので買い込みました!

お湯でも戻せるよ!って宣伝すれば、アウトドア向けにもかなり売れると思う。
綺麗なまま紙箱を捨てるのはものすごく抵抗があるので、箱なしのお徳用パックみたいなもの、作ってくれませんかね、日清さん!

忘れそうなので

前回の日記からもう1ヶ月経ってしまったんだぜ…時間の流れが早すぎる!
ちょこちょこ遠出をしているんですけど、日記としてまとめないうちに時間だけが経ってしまっている! これはいかん!内容を忘れる…ということで、とりあえず行ったところだけ貼っておこうかな、と思います。

7月25日に走ったルート。
土合駅から奥利根湖を目指し、渋川へ下る。しかし途中でゲリラ豪雨に遭遇したので後閑駅で電車に。

渋川駅からいつものニコニコ亭で食事後、またもやいつものおなじみ温泉施設、スカイテルメ渋川で風呂。

そして八木原駅でゴール。
そのときの写真はこちら。

http://f.hatena.ne.jp/masasiro/100725_okutone/

距離としてはそうでもなかったけど、ダムの上に登るときの最後の坂はなかなかキツかった。

放置の果ての生存報告

お久しぶりです。
気づいたら10ヶ月くらい放置。いちおう生きてます。
まあ、このブログで俺の生存を確認している人はいないでしょうから、ほぼ忘れられているだけだとは思いますが。相変わらずTwitterばかりで書き込みをしていて、まとまった近況更新はmixi含めてご無沙汰という感じでした。うーん、いかんなぁこれでは。

去年の11月にリアル引越しをして、晴れて埼玉人になりました。仕事場からはちょっと遠くなったけど部屋が広くなっていい感じです。自転車は相変わらず、適度に時間を作って乗っています。自転車通勤は仕事場まで12キロ。適度な運動にもなります。
梅雨も明けて夏本番なことだし、ぼちぼち更新をしていこうかしら。自分のために行動の記録として少しは日記を書いておかないと。

とりあえず、日々の遠出は適宜フォトライフを更新しています。

http://f.hatena.ne.jp/masasiro/

前回以降行った大きな自転車旅は、

■越後湯沢〜三国峠越え〜渋川
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/090910_mikuni/

甲斐大和大菩薩峠〜塩山
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/090922_daibosatsu/

■上総湊〜竹岡〜洲崎灯台〜館山
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/100516_tateyama/

■姉ヶ崎〜久留里〜鴨川〜野島崎灯台〜館山
http://f.hatena.ne.jp/masasiro/100606_boso/

あたりでしょうか。細かいのはもうちょっと行ってる気はするけど。まあこんな感じです。
見ている方も少ないとは思いますが、よろしければお付き合いください。

トレスの話題リターンズ

なんとか金曜日に間に合った。
相変わらず仕事は詰まっているし、引っ越し準備も芳しくないのだけれども、一刻も早く見解を示さなければならないということで、なんとか書き上げる。このエントリで宣言をした通り、その必要性は感じていたのだけれども、ここのところ次々に無断使用が発覚するケースが続いたので、のんびりもしていられないと思ったのだ。結局のところ、文章にまとめて推敲するのに3日もかかってしまったよ。

【TINAMI - 作品投稿ガイドライン(補足事項)】

というわけで転載/転用/トレース/模写/二次創作について、ひととおりまとめることが出来た。でもこれ、あくまで「TINAMIの投稿作品ガイドライン」なんですよね。
たとえばこのガイドラインでは、他人の作品を模写しても「模写ですよ」と申告すればOKということになっている。でもこれがもし商業作品であれば、恐らくは許されることはないだろう。TINAMIが「作品を金銭の授受を介して直接やりとりされる場所」ではないから、これが可能になる。

ちなみに、作品をつくる上で、修練となる過程の成果物である「習作」をある程度は許容しなければならないと考えたから。本当は、そうしたものは人には公開せずにこつこつと描き溜めて修練に励んで頂きたいところなのだけれども、私的な日記ですら全世界に公開してしまう世の中、それはなかなか難しいのだろう。

(まあそういう人もいないと思うんだけど)TINAMIでOKだから、他でもOKと考えないようにして頂きたいところ。特に他の投稿サイトを含め、ネットの他の場所ではルールが違うはず。しつこいようだけど、ここだけはご注意ください。

さて、しかしこれを書いたことで、ひとつやっかいなパンドラの箱を開けてしまったことになる。それは言うまでもなく「二次創作に対するスタンス」だ。最後の部分の「補足の補足」でも書いたけど、濃度は違えど、しかし同じグレーになりうるものを、なぜ二次創作だけ許容できるのか。そこまで書かなければ、恐らくこの文章は成立しない。かなり時間はかかるし、ことは慎重に進めなければならないけれど、逃げずに書こうと思う。

ともあれ、先に一言だけ言うとするならば「そろそろダブルスタンダードはやめる時期に来ているのかも」ってことかなあ。などと、意味不明なことをつぶやいて終わる。